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スタッフブログ 口腔ケアを見直して、笑顔あふれる生活を!
皆さん、こんにちは!
歯科助手の俵谷です
今日から2016年も9月です!
北海道は8月までは『夏』なのに、
9月になると途端に『秋』になっちゃいますよね。
朝晩と日中の気温差が大きくなり始める時期ですので、
体調を崩さないように気を付けて、この時期を過ごしましょうね♪
さて今日は、
『お年寄りの口腔ケア』
について先日学んできたことを
皆さんにお伝えしたいと思います☆
《高齢者の口腔ケアについて》
高齢者にとって口腔ケアは、
若い方に比べ、重要な目的があります。
高齢者の口腔ケアの主な目的は3つです
1.唾液の分泌を促す
口の中の乾燥を防ぐのも、口腔ケアの大きな目的の一つです。
唾液には口の中を清潔に保って、また消化を助ける働きがあります。
2.誤嚥(ごえん)性肺炎の予防
口の中の歯周病菌を含む様々な細菌が、
誤って気管に入り発症する肺炎が【 誤嚥性肺炎 】です。
人間は本来、気管に異物が入ると、反射的に咳をして外部に吐き出そうとします。
しかし、高齢者(特に要介護者)の場合、その反射が弱くて吐き出せず、
気管や肺に入った細菌や異物が原因で肺炎を起こしてしまいます。
口の中の汚れや細菌を減らすことが、【 誤嚥性肺炎 】の予防に繋がります。
3.口腔機能低下の予防・改善
口腔機能が低下すると、しっかりと噛むこと難しくなり、
摂食障害や嚥下障害にもつながります。
※簡単に言うと、摂食は『食べること』、嚥下は『飲み込むこと』と捉えてください。
口腔ケアを行うことにより、舌や口周りの筋肉を動かして、
機能低下の防止に努めます。
食事をよく噛むと脳に刺激が与えられ、
認知機能の低下を予防・改善するという研究結果も出ています。
(グラフはhttp://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/62820526.htmlより抜粋)
肺炎で亡くなられる方の約97%は、65歳以上の高齢者なんですね~!
要介護高齢者にいたっては、
死亡原因の第1位が『肺炎』なんです!
『肺炎』と『口腔ケア』の関連性が強いことが、ここからも見えてきます。
口腔ケアの重要性を知り、口腔ケアを見直し取り組むことで、
これからの数値は改善することが十分にありますよね。
◎要介護者の口腔ケアをおこなう際の注意点
・多くの水や歯磨き粉などの洗浄剤を使用しない
口腔機能が低下すると、口の中に水をためていることが苦手になります。
水分がのどに落ち込み、そのまま、誤嚥されてしまう恐れがあります。
・頸部を前屈させて、咽頭に流入しないように配慮する
顎を引く姿勢は、口の中に水をためておきやすい姿勢です。
この姿勢により、汚れた水が、のどの中に入らないようにします。
・こまめに歯ブラシを洗う
歯をこする歯ブラシには、口腔ケアの過程で多くの汚れ
(細菌の塊や食物残渣など)が付着します。
しっかり洗い流し、すすぐことで、キレイな歯ブラシを口に戻すようにします。
歯ブラシをある程度したら、口腔ケア用のウェットテッシュなどで、
粘膜をふき取りながら口腔ケアを行うことも、
うがいができない人などには、有効な方法の一つです。
(口腔ケアに関する情報はテキストより引用)
以上が注意点となります。
皆さんは、今回紹介させてもらった情報をご存じでしたか?
口腔ケアについて、実践できていることは、どのくらいあったでしょうか?
今回高齢者の口腔ケアを学んでみて、自分自身、初めて知ることも多くありました。
これからも勉強を続けて、高齢者の方々が笑顔になれる口腔ケアができるようになりたい思います。
(実は今、歯科衛生士を目指して勉強中なんです^ ^)